シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

vol.36『数字だけを追った日——KPI依存が生んだ落とし穴』

数字は“人”を映さない。 グラフは右肩上がり。だが現場の空気は冷え切っていた。 元社長だった私は、KPIを万能薬のように扱っていた。売上、成約率、離職率…数字で管理できれば会社は良くなると信じ込んでいた。けれど、数字を追うほ...
シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

vol.35『任せた結果がズレた日——レビュー不全と修正のリアル』

レビューはした“つもり”だった。 報告は受けていた。確認もしていた。だが成果はズレていた。 元社長の私は「レビュー」を「進捗報告の場」と勘違いしていた。表面的な数字や進行状況を追うだけで、背景の判断基準や意思のすり合わせを怠...
シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

vol.34『社員に任せたつもりの日——権限委譲の勘違いとやり直し』

「任せた」は、責任の所在を空白にしただけだった。 「好きにやっていいよ」。その一言で、私は現場を孤立させた。 元社長の私は、権限委譲を「口出ししないこと」だと誤解していた。意思決定の範囲も、使える予算も、判断の基準も示さない...
シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

vol.33『現場の声を握りつぶした日——サーベイ失敗と信頼回復まで』

「声を聞いたつもり」が一番危険だった。 サーベイは回収率90%。だが、現場の不満は沈黙したままだった。 元社長の私は、定量化された満足度スコアを鵜呑みにし、「現場の声を拾っている」と思い込んでいた。しかし実際には、匿名性の低...
シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

vol.32『数字が裏切った日——指標に頼りすぎた私の失敗』

数字は嘘をつかない。けれど、現実の一部しか映さない。 ダッシュボードは青信号だった。なのに、現場は赤だった。 元社長の私は、綺麗に右肩上がりのグラフを信じ切っていた。CVRは上がり、解約率は下がり、粗利率も改善——そう“見え...
シリーズ②:AGAINST THE TIDE|”会社員向いてないかも”

vol.5-1『肩書きより、毎日の充実感を選んだ日』

「肩書き」ではなく「今日の満足度」で生きる。 元社長の肩書きを捨て、選んだのは“普通”に見えるけれど心が喜ぶ日々だった。 経営者の頃は、肩書きや社会的な評価が自分の存在価値を証明してくれるものだと思っていた。だが、それは同時...
シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

vol.31『仕組みが崩れた日——“例外の連続”にどう向き合ったか』

例外を許し続けたら、仕組みは音を立てて崩れた。 「今回だけ」のはずが、いつの間にか“毎回”になっていた。 元社長の私は、不介入の仕組みを作った後も、「例外」だけは自分が判断していいと思い込んでいた。気づけば現場は迷子になり、...
シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

vol.30『不介入の設計図——数字で支え、現場で決める』

「口は出さずに、数字とルールで支える。」――それが私の遅すぎた学び。 任せたつもりが、会議の最後で私が答えを言ってしまう――。 元社長の私は「品質担保」の名目で、現場の意思決定に毎回割り込んでいた。安心したのは私だけで、スピ...
シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

vol.29『伴走しながら手放すタイミング』

手を離す怖さが、チームの成長を奪っていた。 「最後の詰めだけ見せて。」その一言が、現場を幼くした。 元社長だった私は、任せることの意味を理解したつもりで、結局は要所要所で口出ししてしまった。安心したい私の都合で、主体的に動き...
シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

vol.28『任せたことで芽生えたチームの主体性』

任せっぱなしが招いた迷走。 「任せる=口を出さない」が、最初の大失敗だった。 元社長の私は、抱え込みを反省して思いきって権限移譲をした。ところが、目的共有と途中確認を省き「信頼だから任せきる」と放置に近い状態へ。結果、仕様の...
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