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「止まったら、二度と動けなくなる」という強迫観念。
「休んでいる間にライバルに抜かれる」「俺が止まれば会社が止まる」
元社長時代の俺は、休むことを「罪」だと思っていた。常に何かに追われ、栄養ドリンクで脳を騙しながら、限界の先までアクセルを踏み続けた。だが、そんな暴走が長く続くはずもなかった。
ある日突然、心と体が「強制終了」を告げた。動かない勇気を持てなかった俺は、結局、強制的に動けなくされたんだ。

こんな人に読んでほしい
- 「休日は何をしていいか分からない」と焦ってしまう人
- 「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込み、疲弊している人
- 休み明けなのに、体も心も重いと感じているリーダー
この記事で伝えたいこと
- 休息はサボりではなく、次へ進むための「戦略的投資」である
- 「疲れてから休む」のは遅すぎる。ピットインは計画的に行うもの
- 動かない時間こそが、思考をクリアにし、爆発的な活力を生む
1. マグロは泳ぎ続けないと死ぬ。だが、人間はマグロじゃない。
社長時代の俺は、常に「前進していないと死ぬ」という恐怖に震えていた。土日もPCを離さず、寝る直前まで数字と睨み合う。周囲には「タフな経営者」を演じていたが、内側はスカスカだった。
ある朝、ついに体が動かなくなった。天井を見つめたまま、涙だけが流れてくる。医師の言葉は「適応障害」。休むことを拒み続けた結果、俺の体は最悪の形で「休息」を手に入れたんだ。人間には、どんなに高性能なマシンでも必要な「メンテナンス」という時間が必要不可欠だと、身をもって知った。
2. F1レーサーは「勝つために」ピットインする。
今は、休息の定義を完全に変えている。休息とは「エネルギーが切れたから止まる」ことじゃない。**「次のコーナーを最速で駆け抜けるために、意識的に止まる」**ことだ。
F1の世界で、ピットインを拒むレーサーはいない。タイヤを替え、燃料を補充しなければ勝てないと知っているからだ。仕事も同じだ。戦略的に「止まる」時間を作らない人間は、いずれコースアウトする。
3. 「何もしない時間」が最強の武器になる
勇気を持ってスマホを置き、何もしない時間を作ってみてほしい。最初は焦燥感に襲われるだろう。だが、その静寂の中でこそ、本当に重要なアイデアや活力が湧いてくる。
「動かない勇気」を持つ。それは、より高く、より遠くへ飛ぶための助走期間なんだ。俺のように強制終了する前に、自分で自分のピットインをコントロールしよう。
まとめ
- 休むことは「罪」ではなく、勝利のための「準備」である
- 「動かない勇気」が、結果的に最短距離での成功を連れてくる
- 自分を最高のコンディションに保つこと。それがプロとしての義務だ
次回予告
vol.189『“やらないこと”を決める勇気——成果を出すための引き算の思考法』
次回は、「休息」の次に必要な「選択と集中」について。元社長時代、あれもこれもと手を出して自滅した経験。本当に重要なことにリソースを集中するために、「何をしないか」を決める「引き算の思考法」について書きます。
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