限界の先で見えた「終わらせる」という選択
「やりきった」の裏にあったのは、“もう無理かもしれない”という心の声だった。
理想を掲げて突っ走った日々。気づけば、数字、責任、人間関係…すべてを抱え込み、どこかで自分を見失っていた。
「辞める」と決めたとき、初めて少しだけ呼吸ができた。その瞬間を、書き残す。

こんな人に読んでほしい
- 経営者として孤独を感じている人
- 頑張るほどに心がすり減っている人
- 「辞める決断」に罪悪感を抱いている人
この記事で伝えたいこと
- 「辞める」は逃げではなく、次に進むための選択肢であること
- 限界を自覚し、自分を守る勇気の大切さ
- 「終わらせること」で再び歩き出せるということ
1. 理想を掲げて突っ走った日々
起業当初はただ前だけを見ていた。
やりたいことも、描いた理想もあった。だけど、日々の業務、売上、トラブル、人材…
気づけば、理想を維持することに追われていた。
「やりたかったこと」よりも「やるべきこと」が日常のすべてになっていた。
2. どこかで心が叫んでいた
社長は結果で評価される。誰よりも責任を背負い、誰よりも前に立たなければならない。
でも本当は、不安でいっぱいだった。眠れない夜もあった。
「このままじゃ壊れる」と薄々わかっていながら、止まれなかった。
心の声を無視し続けた代償は、想像以上に大きかった。
3. 「辞める」と決めた瞬間、呼吸ができた
辞めると決めた日、不思議とスッと肩の力が抜けた。
「負けた」と思わなかった。むしろ、「ようやく自分に正直になれた」そんな気がした。
社長という肩書きを手放したことで、久しぶりに“自分”に戻れたのかもしれない。
あの瞬間から、再出発が始まった。
まとめ
- 「辞める」は終わりじゃない。次への準備だ
- 限界に気づくことは、自分を大切にすること
- やり直す勇気が、人生を変えていく
次回予告
vol.2『売上は順調、だけど心が削れていった話』
次回は、「一見うまくいっていた日々」の裏側にあった、静かな心の消耗について書きます。
数字では測れない“心の声”に、どう向き合えばよかったのか──。
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