撤退は失敗じゃなく、未来をつくる選択だった。
「やり直す」と言うと、人は“逃げ”と捉えることが多い。
私自身も、経営を続ける中で計画を修正したり、撤退を余儀なくされたとき、弱さだと感じていた。
しかし本当は、続けるために一度立ち止まることこそが、経営に必要な視点だった。勇気を持ってやり直した経験が、次の成長の土台になった。

こんな人に読んでほしい
- 営業戦略や施策が思うように成果につながらず悩んでいる人
- 「撤退=失敗」と感じて一歩が踏み出せない経営者
- やり直しに罪悪感を持っている人
この記事で伝えたいこと
- やり直しは逃げではなく戦略的な選択であること
- 営業課題を通じて見えた「立て直し」の重要性
- 再出発を恐れずに進むための心構え
1. 机上の理想を捨てた瞬間
ある営業施策を大規模に導入したが、現場では全く機能しなかった。
当初は「続ければ成果が出る」と信じていたが、数字も人のモチベーションも下がる一方。
ここで初めて「撤退」という選択肢が現実的なものとして浮かんだ。
2. やり直す決断が与えたもの
やり直しの決断を下した瞬間、社員の表情が変わった。
「無理に続けるのではなく、現実を見て方向を変えよう」というメッセージは、むしろ信頼を生んだ。
逃げではなく、未来をつくるための判断だったと気づかされた。
3. 再挑戦の土台は失敗の中にある
やり直しによって、一度はゼロに戻った。だがそこで得た学びは大きく、次の挑戦に活かされた。
経営は一本道ではない。回り道や修正があるからこそ、結果として強い組織になるのだと今は思う。
まとめ
- やり直しは逃げではなく戦略的な選択
- 撤退は信頼を失うのではなく、むしろ信頼を築くこともある
- 再挑戦の土台は「やり直し」の中にある
次回予告
vol.15『今はまだ、“種まき”の時期かもしれない』
次回は、短期的な成果に囚われすぎて失敗した経験と、長期的視点で営業を考える重要性について書きます。
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