vol.150『“晴れの日の前借り”——調子がいい日に未来をラクにする仕込み術』

シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

⏱ 読了目安:約3分

晴れの日に頑張りすぎると、次の雨で詰む。

調子がいい日は「進む日」じゃない。“未来を助ける日”だ。

やる気がある。体も軽い。頭も回る。
そういう日に限って、人は予定を詰め込みたくなる。

元社長時代の俺は、晴れの日に“全部やる”を選んで、燃え尽きて、次の雨で全部止まった。

だから今は、晴れの日にやることを変えた。
「前進」じゃなく「仕込み」。未来をラクにする前借り。

晴れアイコンと「雨の日を救う仕込みリスト」が並ぶ“前借りノート”のイメージ

こんな人に読んでほしい

  • 調子がいい日に詰め込みすぎて、反動で止まる人
  • 波がある自分を責めて、予定が崩れるたび自己嫌悪になる人
  • “雨の日でも回る”仕組みを、現実的に作りたい人

この記事で伝えたいこと

  • 晴れの日こそ「詰め込み地獄」を避けるべき理由
  • 未来の自分を救う「前借り(仕込み)」の作り方
  • 内側の焦りを抱えたままでも回る、現場寄りの設計

1. 晴れの日にやりがちな“詰め込み地獄”の正体

晴れの日の落とし穴は、気分じゃない。
「遅れを取り戻したい焦り」だ。

調子がいいと、普段なら避ける重いタスクにも手が伸びる。
その勢いで、予定を詰める。詰めて詰めて、達成感で走り切る。

でも現場はこうなる。
晴れの日に燃料を使い切る → 翌日の反動で雨 → 予定が崩れる → 自責が増える。
“晴れの日の勝ち”が、“雨の日の負け”を作ってしまう。

だから結論は一つ。
晴れの日は「前進の最大化」じゃなく、「継続の安定化」に振る。

2. ☀晴れの日の前借り:未来をラクにする「仕込み3点セット」

晴れの日にやるのは、派手な前進じゃない。
雨の日の自分が“最低限回る状態”を作っておくこと。

仕込み①:雨の日タスクを“軽量化”して棚に置く(10分)

  • 重い作業を「15分でできる形」に切り分ける
  • 途中までやって保存(下書き/テンプレ/雛形)
  • “次の一手”を1行だけ添える(例:ここから本文200字)

これ、雨の日に効く。
雨の日の敵は「0→1」。晴れの日に0→0.7まで作っておく。

仕込み②:判断を減らす“チェックリスト化”(5分)

雨の日は判断力が落ちる。だから判断を先に潰す。

  • よく詰まる作業を、箇条書きで手順化
  • 迷うポイントを固定(例:この案件は火曜にだけ触る)
  • 「今日はこれでOK」を明文化(完了条件)

仕込み③:未来の自分に“優しいメモ”を残す(3分)

元社長時代の俺は、未来の自分に厳しかった。
「明日絶対やれ」「遅れてるぞ」みたいなメモを残して、次の日の自分を潰した。

今は逆。
“未来の自分が戻ってこれる言葉”を残す。

  • 「ここまでできてる」
  • 「次はこれだけ」
  • 「10分触れたら勝ち」

3. それでも前に進む理由——波があるなら、波を前提に勝つ

やる気に波があるのは、欠陥じゃない。仕様だ。
問題は、その仕様のまま“均一な予定”を組むこと。

晴れの日に前借りして、雨の日に回復できる。
この循環ができると、焦りが消える。
「止まる日がある」のに、「終わる感じ」がしなくなる。

強い人って、毎日強いわけじゃない。
雨の日でも戻ってこれる形を作ってる。
才能より、仕込み。

まとめ

  • 晴れの日の詰め込みは、次の雨で崩れる原因になる
  • ☀晴れの日は「前進」より「未来をラクにする仕込み」に振る
  • 仕込み3点セット:軽量化/チェックリスト化/優しいメモ

次回予告

vol.151『“次の一手だけ”——人生が重い日に、決断を小さくする技術』

次回は、やることが多すぎて頭が止まる日に効く「決断の小型化」について書きます。元社長時代の“決め疲れ”と、再スタート期の“情報過多”を抜けるために、今日決めるのは「次の一手だけ」にする──そのやり方をまとめます。

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