限界を認めたとき、はじめて進めるという気づき
「このまま続けたら、壊れる。」
数字も役割も、人の期待も抱え続けた結果、いつの間にか自分がいなかった。努力では埋まらない疲労と空虚感。
限界を認めることは敗北じゃない。生き直すためのスタート地点だと気づいた。

こんな人に読んでほしい
- 辞めたい気持ちと責任感の板挟みで動けない人
- 「やめる=逃げ」と自分を責めてしまう人
- 次の一歩を踏み出す勇気が欲しい人
この記事で伝えたいこと
- 「終わらせる決断」は自分を守る選択であること
- 感情を丁寧に観察することで道が見えること
- 小さな実行から再出発は始まること
1. 兆しは小さな違和感から始まった
朝起きるのが怖い、会議前に息が浅くなる、休日でも脳が休まらない。
「疲れているだけ」と流してきたサインは、続けられないという体のメッセージだった。
日記に三行だけ感情を書くことから、違和感の正体が輪郭を持ち始めた。
2. 続ける理由と手放す理由を書き出した
続ける理由:責任、収入、肩書き、周囲の期待。
手放す理由:健康、家族との時間、自分らしさ、未来への好奇心。
どちらにも〇×を付け、声に出して読んだ。重さが偏っていることが、はっきり見えた。
3. 決断を支えた三つの行動
① 信頼できる一人にだけ事実を共有する。
② 期限を決めて情報収集(引き継ぎ案・生活プラン)を作る。
③ 「辞めても大丈夫な自分」を想像し、翌日の小タスクに落とす。
迷いは消えなかったが、足元は確かになった。
まとめ
- 限界のサインは小さな違和感として現れる
- 続ける理由/手放す理由を可視化すると判断できる
- 決断は感情+具体策の両輪で支える
次回予告
vol.5『辞めると伝える日』
いよいよ周囲へ意思を伝える。どんな準備をし、どんな言葉を選んだのか──実際の壁と、その越え方を書きます。
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