vol.178『“やること”を増やすな——捨てて進む「削る優先順位」』

シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

⏱ 読了目安:約3分

前に進めない原因は、能力不足じゃない。「抱えすぎ」だ。

忙しいのに、進んでいない。

元社長時代の俺は、タスクを足せば前に進めると思ってた。

でも実際は、増やすほど視界が狭くなり、判断も行動も鈍っていった。

タスクで埋まったToDoリストを線で消し、1〜2個だけ残すシーンを象徴した見出し画像

こんな人に読んでほしい

  • やることは多いのに、手応えが残らない人
  • 忙しさで一日が終わり、前進感がない人
  • 優先順位を付けているはずなのに疲弊している人

この記事で伝えたいこと

  • 「優先順位=選ぶ」ではなく「捨てる」という視点
  • 現場で使える“削る順番”の考え方
  • 再出発フェーズで折れずに進むための整理法

1. 足し算で回そうとした瞬間、現場は崩れる

社長時代、俺はとにかく足していた。
売上が足りないなら営業を増やす。
不安なら会議を増やす。
遅れているならタスクを詰め込む。

その結果どうなったか。
全部やってるのに、どれも進んでいない。
判断は遅れ、確認が増え、疲労だけが残った。

後から分かったのはこれ。
優先順位を付けているつもりで、何も捨てていなかった。
残したまま重ねるから、現場が詰まる。

2. 優先順位は「削る順番」で決まる

今の俺がやっているのはシンプル。
「何をやるか」より先に「何を捨てるか」を決める。

削る優先順位①:今やらなくても死なないこと

  • 「いつか必要」だけど、今日じゃないもの
  • 未来の不安対策タスク
  • 準備しすぎの下調べ

削る優先順位②:成果が測れない努力

  • やった感だけ残る作業
  • 誰のためか分からない対応
  • 惰性で続けている習慣タスク

削る優先順位③:今の軸とズレていること

  • 過去の成功体験に引きずられた仕事
  • 今のフェーズに合っていない役割
  • 「前は大事だった」だけの仕事

これを削ったあとに残るものが、
本当の意味での「今やること」になる。

3. 削ると、怖くなる。でも前に進める

正直に言う。
削ると最初は怖い。
「これ捨てて大丈夫か?」って不安になる。

でも、全部抱えたまま動けないより、
1つに集中して進めるほうが、結果は出る。

再出発の現場では、
・完璧な計画
・全部入りのToDo
よりも、

「今はこれだけやる」
と決め切れる力のほうが重要だった。

優先順位は、足して作るものじゃない。
捨てて、空いた場所に集中を置くものだ。

まとめ

  • 忙しさの正体は「やることの多さ」ではなく「捨てられなさ」
  • 優先順位は「何をやるか」より「何を削るか」で決まる
  • 削る勇気が、前に進む余白をつくる

次回予告

vol.179『“頑張りすぎ”の正体——アクセルとブレーキの噛み合わなさ』

次回は、「頑張っているのに空回る」状態の正体を書きます。元社長時代の俺は、アクセル全開なのにブレーキも踏んでいた。だから進まなかった。無意識にやっている“自滅構造”の見つけ方と外し方、まとめます。

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