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肩書きを剥がされた俺に残ったのは、ただの「空っぽな男」だった。
「社長」という看板がなくなった瞬間、自分には一ミリの価値もないと感じたことはあるか?
かつては数百人の前でビジョンを語り、営業の世界で数字を叩き出してきた。だが、会社を失い、金も人脈も消え去った時、鏡に映っていたのは「何者でもない、ただの情けない自分」だった。何の保証もない、実績もない。そんな絶望の中で、もう一度自分を奮い立たせるのは、ビジネススキルよりも遥かに難しい「自分を信じる」という荒行だった。
どん底から這い上がるために必要だったのは、成功の法則ではなく、魂の再起プロセスだったんだ。

こんな人に読んでほしい
- 大きな失敗をして、自信を完全に喪失している人
- 「何ができるか」ではなく「自分には価値があるのか」と悩んでいる人
- 再出発したいが、一歩を踏み出す勇気が持てない人
この記事で伝えたいこと
- 自信とは「実績」に依存するものではなく、自分との「約束」である
- どん底こそ、本物の自己信頼を築くための唯一のフィールドである
- 「根拠」を捨てた時、初めて揺るぎない力が宿る
1. 「実績」という名の麻薬との決別
営業の世界は残酷だ。数字が出ている間は「神」のように崇められ、自分でも「俺はできる」と確信できる。元社長時代の俺もそうだった。高級車、タワマン、周囲の賞賛。それらがあるから自分を信じられていた。だが、それは「自分」を信じていたのではなく、単に「外側の飾り」を信じていただけだったんだ。
すべてを失った時、そのメッキは一気に剥がれ落ちた。飾りがなくなった自分を、自分自身が一番軽蔑していた。本物の自信とは、何も持っていない時に、それでも「俺なら大丈夫だ」と思えるかどうかの瀬戸際で試されるものだと痛感した。
2. 「根拠のない自信」は、小さな約束の積み重ね
「根拠のない自信を持て」とよく言われるが、そんなもの空から降ってくるわけじゃない。俺がどん底で始めたのは、自分との「小さな、小さな約束」を守ることだった。「朝7時に起きる」「毎日10分だけ本を読む」「靴を揃える」。
誰も見ていない場所で、自分との約束を裏切らない。その微かな積み重ねが、冷え切った俺の心に小さな灯をともした。「実績はない。でも、俺は自分の決めたことをやり遂げた」。その手触りこそが、外側に依存しない、本当の意味での「根拠なき自信」の正体だったんだ。
3. それでも前に進む理由
今の俺には、かつてのような豪華な看板はない。でも、あの頃よりずっと腹が据わっている。なぜなら、一度死んだ自信を、自分の手で一から作り直したからだ。
不安が消えることはない。でも、その不安を抱えたまま歩けるのが大人であり、リーダーだ。自分を信じることは、成功を確信することじゃない。どんな結果になろうとも「自分を見捨てない」と決めることなんだ。
まとめ
- 外側の実績に依存した自信は、状況が変われば簡単に崩れる
- 本物の自信は、自分との小さな約束を積み上げることでしか作れない
- 「根拠」を求めるのをやめた時、最強の自分が目覚める
次回予告
vol.191『“孤独”こそが最強の武器になる——群れるのをやめた時に見える景色』
次回は、どん底の時期に避けて通れない「孤独」について。周囲から人が離れていった時、俺は初めて「本当の仲間」と「自分自身」に出会えた。孤独を寂しさとしてではなく、飛躍のためのパワーに変える方法について語ります。
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