vol.10-1『“5行チェックリスト”で迷わず推敲——毎日を軽くする編集術』― 何度も転職した僕が“会社員向いてないかも”に気づいた話。

シリーズ②:AGAINST THE TIDE|”会社員向いてないかも”

⏱ 読了目安:約3分

迷いは“基準”で消える。5行の基準が、毎日を前に進める。

元社長の悪癖は、本文を直し続けて公開が遅れることだった。

会議のように推敲が長引き、気づけば更新が飛ぶ。毎日ブログで必要なのはプロの審美眼ではなく、短時間で「出せる」状態に整える基準。私は失敗を反省し、公開直前に5行だけを確認する“チェックリスト推敲”に切り替えた。

基準があると心が軽い。迷いが減る分、前に進める。

タイマー横に5項目のチェックリスト——公開直前の“迷い止め”

こんな人に読んでほしい

  • 推敲が長くなり、公開ボタンがなかなか押せない人
  • 直すほど不安になり、完成度の沼にハマってしまう人
  • ブログを営業資産にしたい小規模事業者・一人起業の方

この記事で伝えたいこと

  • “うまく直す”より“早く出せる状態に整える”という視点
  • 5行チェックリストだけで迷わず推敲する方法
  • 失敗を「基準化」して再挑戦を軽くする一歩

1. 5行チェックとの出会いで変わったこと

以前の私は、細部の言い回しに時間を使いすぎていた。公開が延びれば、成果(CVや回遊)の検証も遅れる。そこで、公開直前に5行だけ確認すると決めた。
①タイトル ②導入1段落 ③見出し(H2) ④本文の“結論文” ⑤CTAの一文。この5行を基準に「伝わる/行動できる」状態かを判定する。細部の美しさは翌朝の追記で充分だ。

2. 比べないことが教えてくれたもの(他人の文章力でなく“基準遵守率”)

他者の名文と比べるほど手が止まる。比べる対象を“5行がクリアできたか”に変えると、迷いが消えた。私のチェックはこれだけ:

  • [タイトル] 読者の利益 or 解決が一目で分かるか(数字・具体語・対比)
  • [導入] 失敗→気づき→今回の記事でやること、が2〜4文で並ぶか
  • [見出し] 各H2が“読む理由(ベネフィット)”になっているか
  • [結論文] 本文末に「今日やる一歩」が1文で置けているか
  • [CTA] メルマガ or 関連記事への導線が本文中に自然に入っているか

この5行がOKなら、60点で公開。80点は翌朝に取りに行く。

3. それでも前に進む理由(チェックを仕組みに落とす)

継続は根性では守れない。だから、チェック自体を仕組み化する。

  • テンプレ化: 記事末に5行チェックのHTMLスニペットを常備(公開前に✔を付ける)
  • 時間固定: 推敲は10分タイマーで終了。タイマーが鳴ったら公開する
  • リンク先の先回り: 事前に関連記事2本とメルマガURLを下書きに貼っておく
  • 週次レビュー: 5行のどれが崩れやすいかを記録し、次週の配分(タイトル3分→導入5分など)を再設計

“基準化”こそ再挑戦の味方。昨日より軽く、今日も前へ。

まとめ

  • 推敲は“迷う作業”ではなく“基準を満たす作業”にする
  • タイトル・導入・見出し・結論・CTAの5行だけを必ず確認
  • テンプレ・タイマー・先回りリンク・週次レビューで仕組み化

次回予告

vol.10-2『“本文中CTA”で自然に動いてもらう——小さな導線の設計図』

次回はさらに前向きに。読み手の手を止めないまま、メルマガ登録や関連記事へ自然に誘導する“本文中CTA”の作り方を、スニペットつきで紹介します。小規模事業者・一人起業の方でも今日から導入できます。

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