vol.147『“切り替え下手”の攻略法——気持ちが重い日の起動スイッチ』

シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

⏱ 読了目安:約3分

やる気が出てから動くな。動いてから、やる気は後からついてくる。

「わかってるのに動けない日」は、気合じゃなく“起動手順”で突破する。

やることは見えてる。優先順位も決めた。やるべき理由も分かってる。

なのに体が動かない。気持ちが重い。スマホだけ触って時間が溶ける。

元社長の現場でも、再スタート中の今でも、この「切り替え下手」は何度も襲ってくる。

でも最近ようやく腹落ちした。これは“根性不足”じゃない。起動の仕組み不足だ。

今日は、最初の30秒で流れを変える「起動スイッチ」を、現場×感情×学びの三軸でまとめる。

椅子に沈んだ状態から立ち上がり、タイマーを押して小さな作業を始めるシーン

こんな人に読んでほしい

  • やるべきことは分かっているのに、手が止まる人
  • 気分が重い日ほど「自己嫌悪」でさらに動けなくなる人
  • 再スタートを“気合”ではなく“起動手順”で安定させたい人

この記事で伝えたいこと

  • 「切り替え下手」は性格ではなく“起動設計”で攻略できるという視点
  • 最初の30秒で流れを変える、小さな起動スイッチ3つ
  • 動けない日でも自分を壊さず、足元の一歩に戻る方法

1. 動けない日の正体は「タスクの重さ」じゃなく「開始の怖さ」

動けない日の頭の中って、だいたい同じだ。
「どうせ今日も進まない」「やっても意味ない」「完璧にできない」。

これ、作業が重いんじゃない。
“始める瞬間”が怖いんだと思う。

元社長時代、決裁が絡む提案や、ミスれない交渉ほど、開始が遅れた。
再スタート期も同じ。発信、営業、改善——成果に直結するほど腰が重い。

だから攻略ポイントは「気分を上げる」じゃない。
開始の怖さを小さくすること。
ここから先は、そのための“起動手順”。

2. 最初の30秒で流れを変える「起動スイッチ」3つ

ここで紹介するのは、気合がゼロでも使えるやつだけ。
目的は「やる気を出す」じゃなく、手を動かす状態に入ること。

スイッチ① 30秒だけ“形”を作る(姿勢・環境の起動)

気分は後回しでいい。まず形。
・椅子に深く座る(背中を起こす)
・机の上を10秒で1点だけ片づける
・PCを開く/メモを開く/タイマーを置く

たったこれだけで、脳は「今から仕事だ」と誤認し始める。
切り替え下手ほど、気分より“形”が効く。

スイッチ② 「最初の一手」を固定する(迷いゼロの開始動作)

動けない日は、最初の一手で迷う。だから固定する。
例:
・営業なら「架電リストを開いて1件目に印をつける」
・ブログなら「見出しだけ1行書く」
・作業なら「ファイル名を作る/フォルダを開く」

ポイントは、成果が出る一手じゃなく、開始できる一手にすること。
ここが固定されると、“切り替え”が技術になる。

スイッチ③ 2分タイマーで“逃げ道付き”にする(完走じゃなく起動)

「今日はもう無理」って日は、長時間を約束すると折れる。
だから2分だけ。逃げ道を用意する。

・2分やって、まだ重ければやめていい
・2分やって、少し軽くなったら延長

不思議だけど、2分やると“脳の抵抗”が落ちる。
起動できれば、勝ち。今日はそれで十分。

3. それでも前に進む理由——「切り替え下手」は、才能じゃなく設計で勝てる

元社長として言うけど、現場はいつも理想通りじゃない。
気持ちが乗る日ばかりなら、誰も苦労しない。

だから“強い人”は、気分が悪い前提で準備している。
仕組み、手順、スイッチ。
切り替えを「気分」から「工程」に落としている

再スタート期の僕も同じ。
気合で動けた日より、スイッチで動けた日の方が、翌日に残る自信が違う。

もし今日が重い日なら、全部やらなくていい。
まず30秒、形を作る。
それだけで、流れは変わる。

まとめ

  • 動けない日は、根性不足ではなく「開始の怖さ」が原因になりやすい
  • 最初の30秒は「形」「最初の一手の固定」「2分タイマー」が効く
  • 切り替え下手は性格じゃない。起動手順を持てば、再現性が出る

次回予告

vol.148『“やる気の天気予報”——波がある前提で組むタスク設計』

次回は、やる気に波がある前提で「重い日でも回るタスク設計」を書きます。元社長時代の失敗(気分で予定を詰める地獄)と、今の再スタートで学んだ“天気予報型”の仕事の組み方——波を味方につける段取りをまとめます。

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