⏱ 読了目安:約3分
「本文を読む前に、相手はもう“動くか/閉じるか”を決めている。」
件名=指示。本文=証拠。
元社長の私は、丁寧な長文ほど返事が遅れる現実に何度も打ちのめされた。そこでルールをひとつ——件名の設計で9割決める。タグ×動詞×期限で、開封3秒後に相手が“次の一手”を選べるようにする。
件名を変えた日から、返信速度と成約率は目に見えて上がった。

こんな人に読んでほしい
- 既読スルーや返信遅延に悩んでいる人
- 大事なメールほど読まれない・動いてもらえないと感じる人
- 社内外の意思決定を速くしたいリーダー・営業・PM
この記事で伝えたいこと
- 件名は「タグ×動詞×期限」で構成し、本文は3行で支える
- 読む前に“何をどうするか”が分かれば、返信は速くなる
- テンプレとデフォルト行動で、迷いと往復を一掃できる
1. “件名で9割”との出会いで変わったこと
私が導入したフォーマットは極めて単純だ。
【件名の型】 [タグ] 動詞:対象(期限)
例)
・[要判断] 承認:A社見積-8%(本日15:00)
・[即報] 共有:障害復旧済 影響42件(12:30時点)
・[依頼] 回答:4問アンケート(明日9:00まで)
【本文3行】
1)事実(数字・時刻・影響)/ 2)選択肢or提案(最大2つ)/ 3)欲しいアクション+期限(未返信時の既定動作)
これだけで、開封後3秒で行動が決まる。実務では、タグを3つに固定した。[要判断]=返事必須、[即報]=知るだけ、[依頼]=軽作業。件名を見た瞬間、相手の脳内の並べ替えが終わる。
2. 比べないことが教えてくれたもの
メール術は会社ごとに“正解”が違う。私は他社の名人芸を真似るのをやめ、受け手の癖に合わせて設計した。実務ルールは3つ。
①タグ固定:[要判断]/[即報]/[依頼] 以外は使わない(通知設定もしやすい)。
②動詞先頭:件名は必ず動詞で始める(承認/確認/共有/回答/予約/依頼)。
③期限の明示:日付よりも“いつまで”(例:本日15:00/明日9:00/金曜終日)。未返信時の既定動作(黙認進行など)を明記。
比べるのをやめ、相手の1秒を節約する設計に切り替えたら、往復が激減した。
3. それでも前に進む理由
件名は広告ではない。行動指示だ。長文で説得するより、3秒で動ける設計を渡すほうが、チームは速くなる。
私は今も、メールを書く前に件名だけを先に10案出し、最も“動く”一本を選ぶ。本文はその証拠に過ぎない。速度は、信用だ。
まとめ
- 件名=タグ×動詞×期限/本文=3行(事実・選択肢・アクション)
- 「読む前に分かる」を作ると、返信と判断は速くなる
- 未返信時の既定動作まで書いて、ボールを止めない
次回予告
vol.82『資料は“1枚サマリ”——会議前に結論が揃う』
次回は、資料作成の最短ルール。1枚サマリ(目的・数字・決めたいこと)で、会議前に結論が揃う仕組みを共有します。
おまけ・SNS連携
更新情報はX(旧Twitter)でも発信中!
@Okin_san_
元社長のリアル再出発ストーリーをお届けします

