⏱ 読了目安:約3分
売り込まない導線は、本文の“途中”に置く。
前回予告より: 読み手の手を止めないまま、メルマガ登録や関連記事へ自然に誘導する“本文中CTA”の作り方を、スニペットつきで紹介。小規模事業者・一人起業でも今日から導入できる。
元社長の反省: 私はCTAを記事末にまとめて置き、機会を逃していた。スクロール離脱が起きる前に、本文の文脈に沿って“小さく、自然に”道を差し出す――それだけでCVRが変わった。
今日から使える最小の設計図を置いておく。売らずに“動いてもらう”ために。

こんな人に読んでほしい
- 記事末まで読まれず、CTAが機能していないと感じる人
- 売り込み感を出さずにメルマガや関連記事へ誘導したい人
- 毎日更新の中で、最小工数でCVに近づけたい小規模事業者・一人起業の方
この記事で伝えたいこと
- “本文中CTA”という視点の大切さ(離脱前に小さく提示)
- 迷わず差し込める3種のスニペット(文脈・チェック・事例)
- 毎日運用で形骸化しない配置ルールとKPI
1. 本文中CTAとの出会いで変わったこと(離脱ポイントの前に差す)
元社長の私は「最後にドン」とCTAを置き、読み切られなければゼロという構造を量産していた。毎日ブログに切り替えてからは、段落の“余韻”に小さなCTAを置く方が自然だと理解した。読者の動きを止めず、選択肢だけ置く。これで回遊が増え、メルマガ導線も“押し売り感”なく機能し始めた。
2. 比べないことが教えてくれたもの(“売り込み感”ではなく“文脈適合度”)
他社の強いバナーを真似るほど、私の読者は離れた。比べるべきはデザインの派手さではなく、文脈適合度(CTAがその段落の内容と論理的につながるか)。以下の3種をローテーションするだけで、自然さとCVの両立が進む。
- 文脈CTA(学び直後)
例:「チェックリストで迷いを減らす」を読んだ直後に——<p class="cta-inline">迷いを減らす5行チェックは<a href="/vol10-1-5line-checklist-editing">こちらの実例</a>にまとめています。</p> - チェックCTA(作業前)
例: 行動に移る前の最終確認として——<p class="cta-inline">着手前に3点だけ確認:<a href="/vol7-1">小さく積む/時間固定/翌朝追記</a>。</p> - 事例CTA(共感直後)
例: 失敗談に共感が集まった段落の末尾に——<p class="cta-inline">同じ失敗からの立て直し手順は、<a href="/vol8-1">仕込み術の回</a>で具体的に公開しています。</p>
3. それでも前に進む理由(配置ルールとKPIで“習慣化”する)
本文中CTAは、思いつきでは続かない。最小ルールとKPIで習慣化する。
- 配置ルール: 各記事で本文中2回(導入後・結論前)+末尾1回。1CTAは80字以内、リンクは1つまで。
- テキスト優先: ボタン化は末尾のみ。本文中はテキストリンクで流れを壊さない。
- KPI: クリック率(本文中・末尾を分ける)、関連記事遷移率、メルマガCVR。週次で最も高い文脈をテンプレ化。
“売り込み”をやめ、“選択肢をそっと差し出す”。これが毎日更新と相性のいい営業だ。
まとめ
- CTAは記事末だけでなく、文脈に沿って本文の途中へ置く
- 文脈・チェック・事例の3種スニペットを回すと自然に動いてもらえる
- 配置ルール×KPIで習慣化し、最も効く文脈をテンプレに昇華
次回予告
vol.12-1『“A/B導線”で小さく勝つ——本文中CTAのテスト設計と勝ちパターンの残し方』
次回は前向きに、今日からできる改善。リンク位置・文言・長さを週次でテストし、勝ちパターンをテンプレ化する方法を公開します。小規模事業者・一人起業でも再現可能な“軽い検証”のやり方です。
おまけ・SNS連携
更新情報はX(旧Twitter)でも発信中!
@Okin_san_
元社長のリアル再出発ストーリーをお届けします

