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決裁は会議で終わらない、午前の廊下で決まる。
「通る提案」は、議論ではなく“順路”で作る。
元社長の僕がやっていたのは、午前11時までに味方を3人そろえる鳩首作戦。誰に何を、どの順で、どの1行で動かすか——再現性のある根回しの型を公開する。
狙いはシンプル。反対を生ませず、迷いを生む前に、次の1手へ社内を押し出すこと。
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こんな人に読んでほしい
- 会議後に毎回やり直しが発生して疲弊している担当者
- 部門横断の「最後のひと押し」で止まりがちな現場リーダー
- 短時間で社内の空気を味方に変えたい管理職
この記事で伝えたいこと
- 午前中に味方を3人作る“順番と一言”の型
- 名詞×日付×スクショの1行要約で動かすコツ
- 迷いが生まれないチャネル設計(返信先の一本化)
1. 誰に何を——“3人”の固定枠を決める
根回しは毎回ゼロから考えない。枠を固定する。僕の定番はこの3人だ。
① 実務者(現場のキーマン)
1行:〈今日の作業〉名詞+担当+時刻
例:「KPI初期値入れ/営業企画/11:30まで」
② 中間承認(係長・課長)
1行:〈未了のボトルネック〉名詞+締切
例:「セキュリティ承認/本日15:00 レビュー」
③ リスク所管(経理 or 情シス)
1行:〈懸念の火種〉名詞+証跡
例:「ID発行20/スクショ添付/完了」肝は名詞と時刻だけ。評価や形容は足さない。足跡(スクショ)で語る。
2. どの順で——“温度→権限→リスク”の流れ
送る順番は結果を決める。僕の順路は現場 → 中間 → 所管。現場に先に投げる理由は、「動いている空気」を先に作るためだ。
9:05 現場へ:三色スクショ+1行(今日やること)
9:20 係長へ:未了1点+締切(返信は実況スレへ)
9:40 経理/情シスへ:証跡1枚(OK/NGのみで可)すべての返信は実況スレに一本化。個別DMは“迷いの温床”になる。
3. どの1行で——テンプレは“名詞×日付×証跡”
迷いを生まない文面のテンプレを置いておく。件名は時間を含む固定表記。
件名:【午前の根回し/案件名】9:05 三色+要点
本文(共通の冒頭):
・進捗:〈名詞〉〈証跡〉(日付/時刻)
・未了:〈名詞〉〈締切〉
・次手:〈名詞〉〈担当〉〈時刻〉
※返信は実況スレへ統一11:00の時点で、三者のOK/了解が揃えば、午後の会議は確認だけになる。これが“会議で決めないで、会議前に決まっている”状態だ。
まとめ
- 味方は「実務・中間・所管」の3枠で固定する
- 順路は「現場→中間→所管」、返信は実況スレに一本化
- 名詞×日付×証跡の1行で、午前11時までに空気を固める
次回予告
vol.126『“午後の打ち返し”——反対が出たら30分で戻す』
次回は、午前で固めきれず反対が出たときの“30分リカバリ”。誰に何を持ち込み、どの順で火消しするか——現場の逆風をねじ伏せる実務を書きます。
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