vol.171『“心が折れる直前”のサイン——限界の5分前に気づくチェック』

シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

⏱ 読了目安:約3分

折れる瞬間は突然じゃない。“5分前”にサインが出てる。

「もう無理」って言う前に、体と心は先に知らせてくる。

元社長時代の俺は、限界を超えてから気づいてた。
会議が終わった瞬間にブチッと切れる。金曜に爆発する。家に帰って動けない。

でも本当は、崩れる直前って“予告”がある。
ただ、忙しいほど見逃す。営業の現場も同じ。数字が迫るほど、雑になる。

今の俺は「5分前チェック」を入れてる。
崩れる前に止まるための、感情センサーだ。

デスク前で一度手を止め、深呼吸しながら「5分前チェック」をメモに書き出すシーンを象徴した見出し画像

こんな人に読んでほしい

  • 限界まで頑張って、最後に爆発してしまう人
  • 疲れてるのに止まれず、雑になって自己嫌悪になる人
  • メンタルを守りつつ、現場の前進も止めたくない人

この記事で伝えたいこと

  • 「折れる直前」には必ずサインがあるという視点
  • 限界の5分前に気づくための“超短いチェック”
  • 止まることを「逃げ」ではなく「回避行動」に変える方法

1. “限界は突然じゃない”と気づいて変わったこと

心が折れる時って、だいたい自分の中では「急に来た」感じがする。
でも振り返ると、サインは前から出てる。

俺の場合はこうだった。
① 口調が強くなる② 作業が荒くなる③ どうでもよくなる
これ、経営でも営業でも同じ流れ。

社長の頃は、サインを無視して“最後まで走る”をやってた。
結果、壊れてから直す。だから回復が遅い。周りにも迷惑が出る。

それで決めた。
壊れる前に止まる。止まるための合図を持つ。
それが「5分前チェック」。

2. 限界の5分前に気づく「3つのチェック」

やることはシンプル。
“折れる直前”に出るサインを、3つだけ確認する。

チェック①:呼吸が浅い/顎・肩に力が入ってないか?

  • 息が止まってる
  • 肩が上がってる
  • 顎が固い(食いしばり)

1つでも当てはまったら、その場で深呼吸3回
「気合い」じゃなく、物理で戻す。

チェック②:言葉が荒い/視野が狭い状態になってないか?

  • 返信が雑になる(短文・冷たい・棘がある)
  • 「なんでこんなことも…」が頭に出る
  • 目の前の1件が“敵”に見えてくる

これが出たら、脳が「戦闘モード」になってる。
対処は1つ。判断を止める。返信は下書き保存でOK。

チェック③:作業が雑/同じ場所をグルグルしてないか?

  • 入力ミスが増える
  • タブだけ増える
  • 同じ文を何回も直して進まない

これは「前進のフリ」になってる合図。
対処は、作業を“極小”にする。次の一手だけに絞る。

この3つ、全部やる必要はない。
1つでも引っかかったら“黄色信号”として扱う。
それが、壊れる前に止まれる人の共通点。

3. 止まるのが怖い日に効く「回避メニュー」

問題はここ。
サインに気づいても、止まれない日がある。
「止まったら終わる」「遅れる」「置いてかれる」って不安が出る。

だから俺は、止まる時の行動を“固定”した。
名付けて、5分の回避メニュー

  • ① 机から離れて水を飲む(1分):場を切る
  • ② いま抱えてる不安を1行で書く(1分):「正体」を見える化
  • ③ 次の一手だけ決める(3分):やるのは「最小」

これで「止まる=逃げ」じゃなくなる。
止まるのは回避行動。崩れる前に、操縦桿を握り直すだけ。

まとめ

  • 心が折れる瞬間は突然じゃない。5分前にサインが出てる
  • チェックは3つ:呼吸・言葉(視野)・作業の雑さ
  • 止まれない日は「5分の回避メニュー」で“崩れる前”に切り替える

次回予告

vol.172『“怒りの燃料”を抜く——イラつきが仕事を壊す前のクールダウン術』

次回は、イラつきが出た瞬間に仕事を壊さないための「燃料抜き」をまとめます。元社長時代の俺は、怒りで判断をミスって信用を落とした。今は“反射で動かない”型がある。感情にハンドルを取られないための、現場用クールダウン術を書きます。

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