vol.172『“怒りの燃料”を抜く——イラつきが仕事を壊す前のクールダウン術』

シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

⏱ 読了目安:約3分

怒りは「感情」じゃない。「燃料」を抜けば止まる。

イラっとした瞬間、仕事はもう半分壊れかけている。

元社長時代の俺は、怒りを正当化して動いてた。
「相手が悪い」「状況がクソだ」——そう思った瞬間、判断は荒れた。

結果、決断を誤り、言葉を間違え、信用を落とした。
怒りはスッと消える。でも失ったものは残る。

今は違う。
怒りを抑え込まない代わりに、“燃料”を抜く。
反射で動かないための、現場用クールダウン術がある。

イラついた手を止め、椅子に深く座り直して一度視線を落とすシーンを象徴した見出し画像

こんな人に読んでほしい

  • イラついた勢いで返信・判断をして後悔したことがある人
  • 怒りを我慢するほど、あとで爆発してしまう人
  • 感情に振り回されず、仕事の精度を守りたい人

この記事で伝えたいこと

  • 怒りは抑えるものではなく「燃料を抜く」ものだという視点
  • イラつきが出た瞬間にやるべき最小のクールダウン
  • 感情にハンドルを取られないための現場設計

1. 怒りで判断をミスっていた頃の話

怒りが一番厄介なのは、「自分は正しい」と思わせるところだ。

社長時代、トラブルや遅延、理不尽な要求が来たとき、
俺は即レス・即決で切り返していた。

その場ではスッとする。
でも後から振り返ると、余計な一言、詰めすぎた条件、壊れた関係が残る。

気づいたのはあとになってからだ。
怒りそのものより、怒ったまま動いたことが致命傷だった。

そこで決めた。
怒りを消そうとしない。
ただし、怒りが仕事に使われる前に燃料を抜く

2. イラついた瞬間にやる「燃料抜き」3ステップ

怒りは自然発火する。止められない。
でも燃料供給は止められる。

ステップ①:反射行動を遮断する

  • 返信しない
  • 決めない
  • 送信しない

怒り+即行動=ほぼ事故。
まず「動かない」を決める。

ステップ②:怒りを“言語化”して熱を落とす

  • 何に怒っている?
  • 本当は何が不安?
  • 奪われたと感じたものは何?

頭の中で暴れているときが一番危ない。
1行で書くと、怒りは一段階トーンダウンする。

ステップ③:「今は判断しない」を選択肢に入れる

怒っているときは、
「決めなきゃ」が一番の燃料になる。

あえてこう言う。
「この判断は、落ち着いてからでいい」

判断を遅らせるのは、弱さじゃない。
仕事を守る技術だ。

3. 怒りを“使わない人”が強い理由

怒りで動ける人は、一時的に速い。
でも長くはもたない。

一方で、怒りを処理できる人は、
判断の精度と信用を積み上げる

今の俺は、こう考えている。
怒りは敵じゃない。
ただ、仕事の燃料にしてはいけない感情なだけ。

燃料を抜いて、静かに進む。
それだけで、仕事の壊れ方は劇的に減る。

まとめ

  • 怒りは止められないが「燃料」は抜ける
  • イラついた瞬間は、反射行動を遮断する
  • 判断を遅らせることは、仕事を守る選択

次回予告

vol.173『“感情に飲まれない判断”——迷いと不安を切り離す決断の型』

次回は、感情が荒れているときでも判断を誤らないための「切り離し方」を書きます。元社長時代の俺は、気分で決めて後悔した。今は、感情と判断を分けて考える。ブレない決断の型をまとめます。

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