vol.11-1『“本文中CTA”で自然に動いてもらう——小さな導線の設計図』

シリーズ②:AGAINST THE TIDE|”会社員向いてないかも”

⏱ 読了目安:約3分

売り込まない導線は、本文の“途中”に置く。

前回予告より: 読み手の手を止めないまま、メルマガ登録や関連記事へ自然に誘導する“本文中CTA”の作り方を、スニペットつきで紹介。小規模事業者・一人起業でも今日から導入できる。

元社長の反省: 私はCTAを記事末にまとめて置き、機会を逃していた。スクロール離脱が起きる前に、本文の文脈に沿って“小さく、自然に”道を差し出す――それだけでCVRが変わった。

今日から使える最小の設計図を置いておく。売らずに“動いてもらう”ために。

本文の流れを遮らず、自然に差し込まれた小さなCTA

こんな人に読んでほしい

  • 記事末まで読まれず、CTAが機能していないと感じる人
  • 売り込み感を出さずにメルマガや関連記事へ誘導したい人
  • 毎日更新の中で、最小工数でCVに近づけたい小規模事業者・一人起業の方

この記事で伝えたいこと

  • “本文中CTA”という視点の大切さ(離脱前に小さく提示)
  • 迷わず差し込める3種のスニペット(文脈・チェック・事例)
  • 毎日運用で形骸化しない配置ルールとKPI

1. 本文中CTAとの出会いで変わったこと(離脱ポイントの前に差す)

元社長の私は「最後にドン」とCTAを置き、読み切られなければゼロという構造を量産していた。毎日ブログに切り替えてからは、段落の“余韻”に小さなCTAを置く方が自然だと理解した。読者の動きを止めず、選択肢だけ置く。これで回遊が増え、メルマガ導線も“押し売り感”なく機能し始めた。

2. 比べないことが教えてくれたもの(“売り込み感”ではなく“文脈適合度”)

他社の強いバナーを真似るほど、私の読者は離れた。比べるべきはデザインの派手さではなく、文脈適合度(CTAがその段落の内容と論理的につながるか)。以下の3種をローテーションするだけで、自然さとCVの両立が進む。

  1. 文脈CTA(学び直後)
    例:「チェックリストで迷いを減らす」を読んだ直後に——
    <p class="cta-inline">迷いを減らす5行チェックは<a href="/vol10-1-5line-checklist-editing">こちらの実例</a>にまとめています。</p>
  2. チェックCTA(作業前)
    例: 行動に移る前の最終確認として——
    <p class="cta-inline">着手前に3点だけ確認:<a href="/vol7-1">小さく積む/時間固定/翌朝追記</a>。</p>
  3. 事例CTA(共感直後)
    例: 失敗談に共感が集まった段落の末尾に——
    <p class="cta-inline">同じ失敗からの立て直し手順は、<a href="/vol8-1">仕込み術の回</a>で具体的に公開しています。</p>

3. それでも前に進む理由(配置ルールとKPIで“習慣化”する)

本文中CTAは、思いつきでは続かない。最小ルールとKPIで習慣化する。

  • 配置ルール: 各記事で本文中2回(導入後・結論前)+末尾1回。1CTAは80字以内、リンクは1つまで。
  • テキスト優先: ボタン化は末尾のみ。本文中はテキストリンクで流れを壊さない。
  • KPI: クリック率(本文中・末尾を分ける)、関連記事遷移率、メルマガCVR。週次で最も高い文脈をテンプレ化。

“売り込み”をやめ、“選択肢をそっと差し出す”。これが毎日更新と相性のいい営業だ。

まとめ

  • CTAは記事末だけでなく、文脈に沿って本文の途中へ置く
  • 文脈・チェック・事例の3種スニペットを回すと自然に動いてもらえる
  • 配置ルール×KPIで習慣化し、最も効く文脈をテンプレに昇華

次回予告

vol.12-1『“A/B導線”で小さく勝つ——本文中CTAのテスト設計と勝ちパターンの残し方』

次回は前向きに、今日からできる改善。リンク位置・文言・長さを週次でテストし、勝ちパターンをテンプレ化する方法を公開します。小規模事業者・一人起業でも再現可能な“軽い検証”のやり方です。

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