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責任は“気合い”で背負うな。単位を小さくして、回せ。
責任が重いほど、人は止まる。
真面目な人ほど「自分が全部やらなきゃ」って抱え込んで、動けなくなる。
でも現場で必要なのは、背負う覚悟じゃなくて“背負い方の設計”だった。

こんな人に読んでほしい
- 責任が重い仕事ほど手が止まり、先延ばしが増える人
- 「任されてる」ほど不安が強くなって空回りする人
- 抱え込み癖があって、最後に燃え尽きる人
この記事で伝えたいこと
- 責任の重さで止まる理由は「仕事が大きい」のではなく「単位がデカい」
- 背負う単位を小さくする“分解”の型(現場で使える)
- 「全部自分」から抜けるための、責任の置き方
1. 元社長時代の俺は「全部自分が背負う」で潰れた
元社長って肩書きは、自由に見える。
でも実態は、責任の総合格闘技だった。
売上が落ちたら俺の責任。
クレームが来ても俺の責任。
資金繰りが苦しくても、メンバーの不安を受け止めるのも俺の役目。
そのうち頭の中がこうなる。
「これ、失敗したら終わる」
そして止まる。
動けない自分が嫌で、さらに抱え込む。悪循環。
今振り返ると、潰れた原因は「責任が重い」だけじゃない。
“背負い方”が雑だった。
仕事を一塊で持って、毎日それを抱えてた。
2. 責任で止まる人は「仕事」じゃなく「単位」を持っている
責任が重いときって、仕事が難しいから止まる…と思いがち。
でも違う。止まる理由はだいたいこれ。
“曖昧なまま、巨大な単位で抱えてる”
例:
「今週、売上上げる」
「提案まとめる」
「顧客対応ちゃんとする」
こういう“でかい塊”のままだと、最初の一手が見えない。だから止まる。
そこで使うのが、現場の分解。俺はこれを「背負う単位を小さくする」って呼んでる。
分解の型①:責任を「成果」と「作業」に切る
- 成果(結果):今週の受注、継続率、数字
- 作業(手元):電話10件、資料1枚、返信テンプレ作成
責任が重い仕事ほど、成果を握りしめると苦しい。
だから一旦、握るのは“作業”にする。
分解の型②:次の一手を「5分で終わる形」にする
- メールを“送る”じゃない → 件名だけ作る
- 提案を“仕上げる”じゃない → 目次だけ書く
- 架電を“やる”じゃない → リストを3件だけ開く
ここまで落とすと、責任が「重いもの」から「扱えるもの」に変わる。
分解の型③:「不安」と「タスク」を分けて置く
- 不安:断られたらどうしよう、怒られたらどうしよう
- タスク:確認事項を3つ送る、次回の打診をする
不安は消えない。でも、不安のままでもタスクは進められる。
これができると、責任に押し潰されなくなる。
3. 「全部自分」の呪いを外す:責任の置き方を変える
もう1つ、元社長がハマりやすい罠がある。
“全部自分が抱えるのが誠実”ってやつ。
でも現場では、誠実さより継続が勝つ。
継続するには、責任の置き場所を変える必要がある。
責任の置き方:3つに分ける
- 自分が握る:今日の一手(5分単位の行動)
- 相手と共有:ゴールと期限(認識ズレ防止)
- 仕組みに置く:チェックリスト、テンプレ、手順書
「俺が頑張る」じゃなく、俺が崩れない構造にする。
これが“背負い方を変える”ってこと。
まとめ
- 責任で止まるのは、覚悟が足りないからじゃない。「背負う単位」がデカいから
- 分解は「成果と作業を切る」「5分で終わる形にする」「不安とタスクを分ける」
- 責任は自分で抱えず、相手と共有し、仕組みに置くと潰れない
次回予告
vol.181『“頼れない癖”をほどく——助けを借りてもブレない線引き』
次回は、「頼ったら負け」みたいな癖で全部抱えがちな人向けに、助けを借りる技術を書きます。元社長時代の俺は、頼れずに抱えて崩れた。今は“線引き”があるから、助けてもブレない。現場で使える頼り方、まとめます。
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