vol.181『“頼れない癖”をほどく——助けを借りてもブレない線引き』

シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

⏱ 読了目安:約3分

「頼ったら負け」じゃない。頼れない方が、最後は負ける。

全部ひとりで抱えて、崩れてから気づく。

元社長だった俺は、まさにそれをやった。

今は違う。助けを借りてもブレないように、“線引き”を先に決めている。

手を差し出して助けを借りつつ、境界線(線引き)を保つシーンを象徴した見出し画像

こんな人に読んでほしい

  • 頼りたいのに、最後まで「自分で何とかする」を選んでしまう人
  • 相談が遅れて、気づけば手遅れ寸前まで抱え込む人
  • 助けを借りると、主導権まで奪われる気がして怖い人

この記事で伝えたいこと

  • 「頼れない癖」は根性じゃなく“設計不足”で起きている
  • 助けを借りてもブレないための、線引きの作り方(現場用)
  • 頼るのが苦手な人ほど効く、頼み方テンプレ

1. 元社長時代の俺は「頼れずに抱えて崩れた」

社長って、相談できる相手が減る。
弱音を吐くほど、周りが不安になる気がする。
だから俺は、こうやってた。

「大丈夫。俺がやる。」
その言葉を言い続けて、結果どうなったか。
体力が尽きた瞬間に判断が雑になって、信用を落として、余計に孤立した。

今なら分かる。
頼れないのは「強さ」じゃなくて、“頼り方が分からない”だけだった。

そして、頼るのが怖い理由はだいたい同じ。
「助けを借りたら、全部持っていかれそう」
だからこそ必要なのが、“線引き”。

2. 助けを借りてもブレない「線引き」は3つだけ

頼るのが苦手な人ほど、お願いが“丸投げ”か“ゼロ”の二択になりやすい。
その中間を作るのが、線引き。

線引き①:決めるのは自分、作るのは借りる

  • 自分:ゴール、優先順位、最終判断
  • 相手:選択肢、叩き台、抜け漏れチェック

これだけで、主導権は自分に残る。
「決める」を渡さないから、ブレない。

線引き②:依頼は“成果”じゃなく“作業単位”で切る

  • NG:売上上げといて/いい感じにまとめといて
  • OK:候補を3つ出して/これを1枚に整理して/返信案を2パターン作って

作業単位で頼むと、相手も動きやすいし、自分の責任範囲も曖昧にならない。

線引き③:期限と“戻し方”をセットで渡す

  • いつまでに(例:今日17時まで)
  • どの形で戻すか(例:箇条書きでOK/Googleドキュメントで共有)
  • 判断ポイント(例:A案は速い、B案は安全。どっちが合う?)

戻し方が決まると、頼るのが怖くなくなる。
「どう返ってくるか分からない不安」が消えるから。

3. 頼れない人向け:現場で使える「頼み方テンプレ」

俺が今いちばん使ってる頼み方はこれ。
感情が混ざらないから、頼るハードルが下がる。

テンプレ(コピペ用)

  • 背景:いま〇〇の対応で手が詰まってます
  • 目的:最短で△△の状態にしたいです
  • 依頼:□□だけ手伝ってもらえますか?(作業単位)
  • 期限:いついつまでに
  • 判断:最終判断は自分がします(ここ重要)

そして最後に一言だけ添える。
「助かります」
これを言えるかどうかで、次が変わる。

頼るのが苦手な人ほど、頼る回数が少ない。
だから一回の成功体験がデカい。
“線引き”があると、成功しやすい。

まとめ

  • 頼れないのは性格じゃない。頼り方の“設計”がないだけ
  • 線引きは3つ:「決めるは自分」「作業単位で頼む」「期限と戻し方を渡す」
  • 頼るほど弱くなるんじゃない。頼れないほど、最後に折れる

次回予告

vol.182『“相談が遅い人”の共通点——抱え込む前に出す一言テンプレ』

次回は、相談が遅れて毎回ギリギリになる人向けに、「抱え込む前に出す一言」をテンプレ化します。元社長時代の俺は、限界まで黙って爆発してた。今は“早めの一言”で現場が回る。崩れる前の初動、まとめます。

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