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「10枚の資料より、1枚の“決める紙”。」
会議は“読む場所”ではなく“決める場所”。
元社長の私は、分厚い資料のせいで結論が遅れる場面を何度も見てきた。そこで、会議に持ち込むのは1枚サマリだけにした。目的/数字/決めたいこと——この3要素に絞る。
資料を薄くしたら、結論は濃くなった。会議が始まる前に、もう8割が決まっている状態をつくる。

こんな人に読んでほしい
- 資料は立派なのに、会議でいつも結論が出ないと悩む人
- 読み合わせと質疑で時間が溶け、意思決定が先延ばしになる人
- 短時間で「誰が/いつまでに/何を」を確定させたい人
この記事で伝えたいこと
- “1枚サマリ”は会議前に合意形成を8割進める装置であること
- 目的・数字・決めたいことの3点に絞ると、論点が流れないこと
- テンプレ化と事前配布で、会議は確認ではなく最終決裁だけにできること
1. “1枚サマリ”との出会いで変わったこと
私が導入したのは、A4横1枚の固定テンプレだ。
【1枚サマリの型】
①目的(Why):この会議で達成したい1文(売上/コスト/顧客のどれに効くかを明記)
②数字(Facts):判断に必要な3点だけ(現状/差分/インパクト)
③決めたいこと(Decision):最大3択、メリデメを各1行、推奨案を★で明示
④実行(Action):「誰が/いつまでに/最初の一手」
⑤添付:詳細資料や根拠はリンクで逃がす(本文に貼らない)
この1枚をT-24時間前に全員へ配布。コメント欄で事前に論点を潰す。当日の会議は15分、“異議がなければ推奨案で決定”から始める。
結果、週次の意思決定時間は45分→12分に。資料が短くなるほど、意思が長持ちする。
2. 比べないことが教えてくれたもの
大企業の立派な稟議書を真似ても、現場の速度は上がらなかった。効いたのは、自社の“詰まり”に合わせた最小書式だ。実務ルールは3つ。
①図より数字:グラフは1つまで。意思決定に効く3つの数字だけを載せる。
②資料はリンク:詳細はDrive/Notionへ。会議で読む行為をなくす。
③反対を歓迎:異議は「条件付き賛成」の形で提出(例:価格がX以下ならA案)。
比べないと決めてから、1枚の密度がチームの速度を決めると腑に落ちた。
3. それでも前に進む理由
1枚に絞るのは勇気がいる。抜け漏れが怖いからだ。だが、“足りないなら決めない”という選択も意思決定だ。
私は、判断に不要な情報を捨てるほど、重要な情報が光ることを学んだ。会議が短く、結論が長く効く。これが1枚サマリの効用だ。
まとめ
- 会議前に1枚サマリ(目的・数字・決めたいこと)をT-24で配布
- 当日は“異議なければ★案で決定”から始め、15分で締める
- 詳細はリンクに逃がし、意思決定に効く3数字だけ残す
次回予告
vol.83『依頼は“テンプレ一行”——迷いゼロで仕事が回る』
次回は、依頼の往復を断ち切る一行テンプレ。情報の5W1Hを最短で詰め込み、“聞き返しゼロ”で仕事を進める具体策を書きます。
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