vol.9-1『“15分下書き”で量産する——ネタ切れしない時短フレーム』― 何度も転職した僕が“会社員向いてないかも”に気づいた話。

シリーズ②:AGAINST THE TIDE|”会社員向いてないかも”

⏱ 読了目安:約3分

時間がない日は、型で書く。型があれば、迷いは消える。

元社長の悪癖は、毎回「完璧な一本」を狙うことだった。

その結果、ネタ探しに時間を溶かし、公開が遅れる。毎日ブログで勝つのは逆で、速く雑に始め、あとで整えること。私は失敗から学び、15分で下書きが終わる“時短フレーム”を標準装備にした。

「量を出す仕組み」が戻ってから、読者の反応と自分の手応えが同時に戻ってきた。

タイマーと箇条書きで“15分下書き”を回す夜のデスク

こんな人に読んでほしい

  • ネタ切れが怖くて書き出せない人
  • 完璧主義で公開ボタンが押せない人
  • ブログを営業資産にしたい小規模事業者・一人起業の方

この記事で伝えたいこと

  • “速く出す”ための視点と仕組みの大切さ
  • 15分で下書きが終わる5つの時短フレーム
  • 失敗を「再挑戦の素材」に変える具体的ステップ

1. 15分フレームとの出会いで変わったこと

以前の私は、一本を提案書レベルに仕上げようとして止まった。そこで「速く粗く→翌日磨く」運用へ。
タイマー15分×フレーム固定で、“まず公開”が標準化。営業的にも、記事の回転数と内部リンクの循環が戻り、自然とCVが伸びた。

  • タイムボックス: 下書き15分/推敲10分/装飾5分(翌朝に微修正OK)
  • 公開条件: 60点で出す → 追記は本文末に「追記」ラベルで明示

2. 比べないことが教えてくれたもの(“型”に比べる指標を移す)

他人のPVと比べると筆が止まる。比べる対象を「型の遵守率」と「前日の自分」に変えた。以下が15分で回る時短フレーム5種(各見出しの下に2〜3文ずつでOK)。

  1. 4段落フレーム: 事実→気づき→教訓→行動提案(各2〜3文)
  2. Q&Aフレーム: Q:読者の悩み → A:短答 → Why:背景 → How:3ステップ
  3. 失敗ログ: 失敗の事実→何が原因→再発防止→次の一手(テンプレで反省を高速化)
  4. チェックリスト: Beforeチェック(3項目)→やったこと(3項目)→Afterの変化(3項目)
  5. 3つの箇条書き: 学び3つ→一言まとめ→CTA(メルマガ/関連サービス)

KPIは「フレーム遵守率・下書き15分完了率・予約バッファ本数」。これだけで“止まらない”が実現する。

3. それでも前に進む理由(ネタ切れしない仕組み)

元社長の私が効いた仕組みはシンプル。

  • ネタ箱運用: スマホで「事実一行」を随時メモ(例:商談で刺さった一言)。夜にフレームへ展開。
  • 前日仕込み: タイトル仮/小見出し/内部リンク先を先に埋め、翌朝は推敲だけ。
  • リンク設計: 本文中に関連記事2本を必ず挿入(回遊を自動化)。
  • 週次レビュー: 伸びた記事を〈導入・事例の具体度・CTA位置〉で分解し、翌週の型に反映。

「量が質を連れてくる」のではなく、“型が量を連れてきて、量が質に化ける”。これが再挑戦の中で掴んだ実感だ。

まとめ

  • 完璧主義を捨て、15分の型でまず出す
  • 比べる相手は他人ではなく「型の遵守率」と「昨日の自分」
  • ネタ箱×前日仕込み×内部リンクで回遊と継続を同時に作る

次回予告

vol.10-1『“5行チェックリスト”で迷わず推敲——毎日を軽くする編集術』

次回はさらに前向きに。小規模事業者・一人起業の方でも今日から使える「5行チェック」で、推敲の迷いをゼロにする方法を具体例つきで紹介します。

おまけ・SNS連携

更新情報はX(旧Twitter)でも発信中!
@Okin_san_

元社長のリアル再出発ストーリーをお届けします

タイトルとURLをコピーしました