vol.95『指示は“スタンプ3種”——言葉を減らすとスピードが上がる』

シリーズ①:Re:START NOTE|”止まりながら進む日々”

⏱ 読了目安:約3分

文字は増える。スピードは減る。

現場は説明を読まない。合図で動く。

元社長の頃、指示文を丁寧に書くほど、なぜか作業開始が遅れた。
チャットは正しいのに、現場は進まない——原因は「読み取りコスト」。

だから指示を“スタンプ3種”に絞った日、現場は一気に軽くなった。

文章の代わりに合図で進む——ミニマル指示のシーン

こんな人に読んでほしい

  • チャットが長文化して、既読は付くのに動きが遅いチーム
  • 「伝えたのに伝わっていない」に日々消耗している現場責任者
  • 言葉のニュアンス差で誤解・手戻りが起きがちな小規模事業の社長

この記事で伝えたいこと

  • 指示は“合図”で十分——👍/❗/⏸の3種で回る設計
  • 言葉を減らすと読み取りコストが下がり、着手が早まる
  • 明日からできる導入テンプレと、定着のコツ

1. スタンプ3種で現場が変わった日

かつての僕の指示は「箇条書き+補足+注意」。完璧に説明するほど、誰も動かない。
そこでルールを3つだけにした:

・👍=そのまま実行(合意・GO)
・❗=優先実行(今すぐ・最短で)
・⏸=一時停止(保留・判断待ち)

テキストは一行だけ。「写真+矢印」を必須にし、判断はスタンプで返す。
初週から着手が早まり、“読解待ちの行列”が消えた。
以降の質問も「⏸→写真↑で再提示」に統一され、やり取りの往復が激減した。

2. 比べない指示——文章文化を持ち込まない

失敗するのは、他社の“立派なテンプレ”を混ぜる時だ。
僕らの原則は、写真 > 一行 > スタンプ。これ以外は足さない。

・スタンプは3種固定。意味を増やさない(🚀や✅は使わない)。
・曖昧語禁止(「なるはや」「きれいに」)。矢印・囲み・寸法で示す。
・確認は「文章の返答」ではなくスタンプで3秒以内
・迷ったら⏸→写真で再提示。議論は後、着手は止める。
これで“個人の文章力”に依存しない現場になる。

3. 明日から使える“スタンプ運用テンプレ”

スレッド名【指示】案件名_YYYY-MM-DD
投稿フォーマット
写真1枚+一行:基準=〇〇/優先=△△(矢印参照)
スタンプの意味
👍=GO、❗=最優先でGO、⏸=停止(追加写真を待つ)

運用ルール
・管理者は9:30までに全指示へ反応(👍or⏸)。
・⏸が30分超なら強制エスカレーション(別スレ/電話)。
・完了は同構図の「ビフォー/アフター」写真で証跡化。

NG例
× 長文の補足を足す/× スタンプ種類を増やす/× 既読だけで無反応。
速さは、選択肢を減らすことから始まる。

まとめ

  • 指示は“読む”から“見る+合図”へ——3種で十分
  • 言葉を減らすと着手が早まり、手戻りも減る
  • ⏸で止める勇気が、結果的に最速の近道になる

次回予告

vol.96『“例外ログ1行”——現場は毎日アップデートする』

次回は、例外対応を1行で貯めるだけの運用。マニュアルより速く現場が賢くなる方法を書きます。

おまけ・SNS連携

更新情報はX(旧Twitter)でも発信中!
@Okin_san_

元社長のリアル再出発ストーリーをお届けします

タイトルとURLをコピーしました