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メールは溜まる。声は届く。
テキストが詰まる時は、30秒の声で“次の一手”だけ置いてくる。
元社長の頃、資料を整えたメールほど返信が遅れ、案件が冷えた。
逆に、移動の合間に送った“30秒ボイス”は即レスが返り、会話が再開する。
受注に必要なのは情報量ではなく、温度と一歩目だった。

こんな人に読んでほしい
- メールやチャットで説明が長くなり、返信が止まりがちな営業担当
- 「ご確認ください」で終わる連絡が習慣化している現場責任者
- 温度感のズレで“決め日”が後ろにずれてしまう小規模事業の社長
この記事で伝えたいこと
- 一行ボイス=「要点1行+次の一手」を30秒で届けるという視点
- 声が持つ“温度”と“即時性”が、停滞案件を動かす理由
- 明日から使える台本テンプレと運用ルール
1. 一行ボイスとの出会いで変わったこと
以前の僕は、丁寧な長文メールで相手の負荷を上げていた。
返信は「後で」に回され、結果は“沈黙”。
そこで運用を変えた。要点を一行に絞り、30秒のボイスで送る。台本は固定:
①要点一行:本件、見積Aでいけます(納期○/○)
②価値一言:Aだと初月コスト△%軽くなります
③次の一手:本日17時までにAで進めてよいかだけ、○/×でください結果、返信が“数字かスタンプ”で返ってくるようになり、判断が当日に寄ってきた。
文章が苦手な相手にも“声の温度”が届き、関係の摩擦が減った。
2. 比べない営業——文章文化を持ち込まない
他社の“長文テンプレ”は立派だが、うちの顧客は忙しい。
原則は、声 > 一行 > スタンプ。これ以外は足さない。
・録音は30秒厳守(長くなるほど再生率が落ちる)
・静かな場所+口角上げ(笑声で温度を添える)
・主語は「私」ではなく相手の意思決定(○/×、A/B、日程)
・添付は1つまで(見積・PDF等)。詳細は後で良い。
声で“たたき台”を置き、相手の次の小さな動きを作る。
3. 明日から使える“30秒・一行ボイス”テンプレ
件名(テキスト併用時):【30秒ボイス】A案で本日17時○/×だけ
台本(30秒):
(0-5秒)◯◯様、沖です。
(5-15秒)要点:A案・金額□□・納期○/○。初月コスト△%軽くなります。
(15-25秒)お願い:本日17時までに「Aで進めてOKか」だけ○/×で。
(25-30秒)×ならBに切替えます。以上、音声でした。送付ルール:
・昼(12-14時)か夕方前(16時台)に送ると再生率が高い。
・返答がないときはスタンプ❓+同要点一行で再押し(テキスト)。
・決定後は「要点一行の書面」だけ残す(議事録を長文化しない)。
NG例:
× 自己紹介から長い/× 3案以上の提示/× 期限なしのお願い。
速さは、選択肢と秒数を減らすことから始まる。
まとめ
- 停滞案件は“30秒の一行ボイス”で再開させる
- 声の温度+次の一手(○/×・A/B・日時)で意思決定を近づける
- 台本を固定し、秒数と選択肢を減らすほど受注は早まる
次回予告
vol.100『“A4片面提案”——3分で即決をつくる』
次回は、ボイスで動いた商談を“一枚”で決め切る技法。条件・価値・次の一手をA4片面に収め、即決を生む提案の作り方を書きます。
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