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「仕事を終える」と「心が終わる」は別の話だ。
PCを閉じても、頭の中では会議が続いている——元社長時代の僕はいつもそんな状態だった。
メールの返信漏れ、明日のタスク、保留中の案件、クレーム対応。夜になっても脳内だけがフル稼働で、布団に入っても“シャットダウン”できない日が続いた。
倒れかけてようやく気づいたのは、「仕事を終わらせる作業」と「頭を終わらせる作業」はまったく別物だということ。今回は、元社長時代に実践していた“夜のシャットダウン儀式”と、翌朝の自分を楽にするメモ術をまとめていく。

こんな人に読んでほしい
- 仕事が終わっても頭の中だけ仕事モードが止まらない人
- 夜になると「あれもやらなきゃ」と不安が膨らんで眠れなくなる人
- 翌朝の自分を少しでも軽くしたい社長・営業・管理職の人
この記事で伝えたいこと
- 仕事モードを“切り替える”ための小さな儀式の大切さ
- 翌朝の自分を助けるメモの残し方
- 焦りと共存しながら、足元の一歩を守る考え方
1. 「PCを閉じても終わらない」状態から抜け出した日
社長時代、1日の仕事を終えてPCを閉じても、脳内だけはミーティングルームに取り残されたままだった。
布団の中で、翌日の会議のシミュレーションを始めてしまう。
お風呂に入ると、保留中の案件の懸念点が急に浮かんでくる。
歩いていても、返信し忘れたメールが頭をかすめる。
「自分の時間」のはずなのに、心だけがずっと働かされている感覚だった。
そんなある夜、あまりに頭がうるさくて、ノートを開いてこう書いた。
“今日の仕事は、ここで終わりにする”
たった一行なのに、その日は久しぶりに深く眠れた。
「終わりを決める行為」をやっていなかったことに気づいた瞬間だった。
そこから、小さな“シャットダウン儀式”をつくっていった。
2. 夜の“シャットダウン儀式”は3分でできる
仕事の切り替え儀式は、長くなくていい。
むしろ短いほうが続く。
僕がやっていたのは、毎晩たった3分の習慣だった。
① 今日やったことを3行だけ書く
・打ち合わせで進んだこと
・返信できたメール
・小さくても決断したこと
なんでもいい。
「今日の自分は、ちゃんと働いた」と脳に教えるための3行だ。
② “未完了メモ”に明日の一歩だけ追記する
「これだけやれば明日の自分は助かる」という一歩だけ。
3つでも5つでもなく、必ず1つだけ書く。
書いた瞬間、脳が「続きは明日やればいい」と理解し、夜の思考が静まる。
③ ノートを閉じながら、心の中で合図を送る
「今日の仕事はここまで」
この一言を、自分に向けてそっと投げる。
声に出さなくてもいい。ノートを閉じる動作とセットにすると、スッと切り替わる。
儀式と言っても、やっていることはシンプル。
でも、この3つをやるだけで、睡眠の質も翌朝のスタートもまるで違った。
3. “終わらせる自分”をつくる理由
人は、終わりのない状態がいちばん疲れる。
タスクが多いから疲れるのではなく、
「どこまでやれば今日は終わり?」 が決まっていないから疲れる。
夜に儀式をするのは、単なる習慣ではなく、
「自分に終わりを与える行為」 だからだ。
たとえば、
- シャットダウンできないまま寝る → 翌朝、脳が疲れたまま起動する
- 終わりを決めて寝る → 翌朝は“新しい一日”として起動できる
この差は、積み重なると想像以上に大きい。
会社を辞めて時間ができた今でも、この儀式だけは続けている。
夜に仕事を引きずらないための、小さな“境界線”だからだ。
今日もどこかで、PCを閉じても心が閉じられない誰かがいるはず。
その人が少しでも眠りやすくなるように——そんな思いで、この儀式を書いている。
まとめ
- PCを閉じても頭だけ仕事モード、は多くの人が抱える“終わらない疲れ”
- 夜のシャットダウン儀式は3分でいい——今日の3行・明日の一歩・終わりの合図
- 「終わりを自分で決める」ことが、翌朝のコンディションを守ってくれる
次回予告
vol.133『“静かな朝のスイッチ”——再スタートを支える5分の整え習慣』
次回は、夜にシャットダウンした思考を、朝にどう立ち上げるか。元社長時代に見つけた“静かな朝のスイッチ”についてまとめます。忙しい日でも、たった5分で心と頭を整える習慣を紹介します。
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