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「またここから始まる」——振り返りは、次の一歩を決めるための点検だ。
会議を長くしても、チームは速くならない。
元社長の頃、僕は毎週の反省会を“30分の言い訳大会”にしてしまっていた。
ある時、スクショ3枚だけで初週レビューを15分に圧縮したら、学習が毎週まわり出した。必要なのは感想ではない。「どこが動き、どこが止まったか」を、画像で即決することだ。

こんな人に読んでほしい
- 毎週の振り返りが長いのに、翌週の動きが変わらないチーム
- KPIダッシュボードはあるのに、現場の気づきに繋がっていない現場責任者
- 短時間で「学び→修正→実行」を回したい小規模組織の経営者
この記事で伝えたいこと
- 初週レビューは3枚のスクショ×15分で十分に回るという視点
- 「現場×感情×学び」を同時に可視化する並べ方
- 明日から使えるアジェンダと共有テンプレ
1. “3枚のスクショ”との出会いで変わったこと
以前は数十枚のスライドで振り返っていたが、疲労だけが残った。
そこで、スクショ3枚に絞った。
①KPIダッシュボード(週の実績/目標差のグラフ)
②現場チャットの抜粋(詰まりが起きたやり取り1つ)
③顧客側の画面・成果物のBefore/After(1枚で十分)
この3枚があれば、数字・現場・顧客の三点が一直線につながり、次の行動が自動的に決まる。
2. 15分レビュー:そのまま使えるアジェンダ
配布は不要。Zoom/現場どちらでも、進行役がこの順に確認するだけ。
00:00-02:00【今週の○定義】「何を○と呼ぶか」を再確認(1行)
02:00-06:00【スクショ① 数字】KPIの“差分”だけを見る(達成/未達の理由は1つ)
06:00-10:00【スクショ② 現場】詰まりチャット1件を読み、原因を「手順/権限/情報」に分類
10:00-13:00【スクショ③ 顧客】Before/Afterを確認し、顧客の言葉を1行で抜き出す
13:00-15:00【次の一手】行動3つ(誰が・何を・いつ)と、削る作業を1つ決めるルール:
・感想は各自30秒以内。事実→解釈→行動の順に話す。
・「宿題の山」は作らない。足すより先に1つ削る。
・スクショは毎週、同じフォルダ/同じ命名規則で保存(例:2025-11-w1_1-kpi.png)。
3. それでも前に進む理由
現場は、長い言葉では動かない。
画像3枚で「何が起き、どう感じ、次に何をするか」を一列に揃えるから、学習が回る。
「またここから始まる」と思えた朝は、たいてい昨日のスクショが良かった日だ。
まとめ
- 初週レビューはスクショ3枚×15分——数字・現場・顧客を一直線に揃える
- 事実→解釈→行動、行動は“足す前に1つ削る”
- 保存先と命名を固定し、学びを毎週の資産にする
次回予告
vol.112『“再スタートの朝”——静かな焦りと、確かな一歩』(新章開幕)
「またここから始まる」。
内側の焦りと、足元の一歩をどう両立させるか——“現場×感情×学び”の三軸で、新章を走り出します。
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